朝齏暮塩
読み方:ちょうせい ぼえん
意味
朝食には齏(細かく刻んだ野菜のあえ物・漬物の類)を食べ、夕食には塩だけをおかずにする意。食事がきわめて粗末であること、また、そのような貧しく苦しい暮らしをいう。
由来
中国・唐代の韓愈が著した「送窮文」の「朝齏暮塩、唯我保全」に由来する。朝には齏、夕べには塩だけを食べるという描写から、食事がきわめて粗末で、生活が貧しいことを表す。
備考
現代の日常会話ではあまり用いられない文語的な四字熟語で、「朝齏暮塩の生活」のように使う。「齏」は「せい」と読み、野菜を細かく刻んだあえ物や漬物の類を指す。
別表記
- 朝齏暮鹽
誤用・混同注意
- 「朝斎暮塩」と書くのは誤り。正しくは「朝齏暮塩」で、「齏」は「せい」と読む。
- 「朝齏暮塩」を単に健康的で質素な食生活の意味に解するのは不正確で、貧困による粗末な食事・生活をいう。
例文
- 祖父は若いころ、朝齏暮塩の生活を送りながらも、夜学で勉強を続けた。
- 事業に失敗して一時は朝齏暮塩に甘んじたが、彼は決して志を失わなかった。
- 朝齏暮塩の苦労を経験したからこそ、今ある生活のありがたさを忘れない。