攀竜附鳳
読み方:はんりょう ふほう
意味
竜や鳳凰にすがりつく意から、権力・勢力のある人物に取り入り、その威勢を利用して自分も出世や利益を得ようとすること。多くの場合、へつらいや打算を含む批判的な意味で用いる。
由来
中国の歴史書『後漢書』光武帝紀上にある「攀龍附鳳、並乗天衢、非其倫也」に基づく。竜と鳳凰は、古代中国で天子や高貴な人物を象徴する。竜・鳳凰に取りすがるように有力者へ付従い、栄達を求めることを表した。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀ごろに編纂した歴史書である。
備考
「攀」はよじ登る・すがる、「附」は付着する意。竜と鳳凰は権威・高貴さの象徴である。単に有力者の支援を受けることではなく、私利私欲のために取り入るという否定的な含みが強い。
別表記
- 攀竜付鳳
- 攀龍附鳳
誤用・混同注意
- 「竜」を通常の音読みのまま読んで「はんりゅうふほう」とするのは誤り。読みは「はんりょうふほう」。
- 単に有力者から援助を受けるという中立的な意味ではなく、出世や利益のために権力者へ取り入る意味である。
例文
- 彼は有力議員に近づいて地位を得ようとしたが、その攀竜附鳳の姿勢は周囲の反感を買った。
- 実力ではなく攀竜附鳳によって昇進した人物は、後ろ盾を失えば立場も危うい。
- 権力者にへつらう攀竜附鳳の風潮が強い組織では、自由な意見が出にくい。
分類
類義語
- 阿諛追従
- 追従迎合
- 趨炎附熱
対義語
- 独立独歩
- 不羈独立