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推梨譲棗

読み方:すいり じょうそう

意味

兄弟・姉妹が、食べ物や利益を奪い合わず、互いに相手へ譲るほど仲がよいこと。また、そのような兄弟間の思いやりや友愛をいう。

由来

中国の故事に基づく語。「推梨」は、後漢末の孔融(153~208)が幼少時、兄たちに大きな梨を譲って自分は小さい梨を取った逸話をいう。「譲棗」は、『南史』王泰伝に見える、王泰が兄弟・親族に棗や栗を譲った逸話をいう。二つの逸話を結び付けて、兄弟間の友愛・譲り合いを表すようになった。四字熟語としての成立時期は明確ではない。

備考

主に兄弟・姉妹など近い親族間の譲り合いをいう、文章語的でやや古風な表現。日常会話では「仲良く譲り合う」と言うほうが自然な場合が多い。

別表記

  • 推梨讓棗

誤用・混同注意

  • 「推理譲棗」と書くのは誤り。梨(なし)の字を用いて「推梨譲棗」とする。
  • 一般的な他人への親切全般ではなく、特に兄弟・親族間の友愛や譲り合いを表す語である。

例文

  • 兄弟は推梨譲棗の心で、家の遺産についても穏やかに話し合った。
  • 年上の姉が菓子を弟に譲る姿を見て、祖母は推梨譲棗の情景だと喜んだ。
  • 競争する場面であっても、家族の間では推梨譲棗の精神を大切にしたい。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字