骨肉相食
読み方:こつにく そうしょく
意味
親子・兄弟など、血のつながった肉親どうしが、激しく争い、傷つけ合うこと。「骨肉」は血縁のある肉親、「相食」は互いに食い合う意で、肉親間の無残な争いをたとえる。
由来
中国の史書『漢書』の「劉向伝」などに見られる、同姓・同族の者が互いに害し合うという表現に由来する故事成語とされる。『漢書』は後漢の班固らによって1世紀ごろに成立した。骨と肉が同じ身体を構成するように近い血縁者である者が、「相食」、すなわち互いに食い合うほど争うことを表す。
備考
実際の共食いをいう語ではなく、親子・兄弟・親族など近い血縁者間の深刻な対立を非難的に表す比喩。日常会話よりも、歴史・政治・家族問題を論じる硬い文脈で用いられる。
補足
- 読みを「こつにくあいしょく」とするのは一般的でない。四字熟語としての標準的な読みは「こつにくそうしょく」。
- 「相食」を文字どおりの共食いだけと解するのは誤り。血縁者どうしが争い傷つけ合うことの比喩である。
例文
- 遺産をめぐる兄弟の対立は、ついには骨肉相食の争いへと発展した。
- 権力争いが骨肉相食の悲劇を招かないよう、家族で冷静に話し合う必要がある。
- 戦国時代には、家督を争う骨肉相食の例が各地で見られた。
分類
類義語
- 骨肉相残
- 骨肉相争
- 兄弟相鬩
- 同族相争
対義語
- 骨肉相親
- 兄弟和睦
- 家族円満