按図索驥
読み方
あんず さくき
意味
手本となる図や書物だけを頼りにして、そこに示された条件どおりの駿馬を探す意から、古い規則・前例・知識に機械的に従い、実情を見ずに物事を求めることをいう。一般に、融通が利かず創意に乏しい態度を批判的に表す。
由来
中国の前漢の歴史書『漢書(かんじょ)』梅福伝に見える「按図索驥」による。伯楽(馬の目利き)が残した馬の見分け方の図や書物を、そのまま頼りに駿馬を探そうとすることをたとえた表現である。『漢書』は班固らにより1世紀後半(およそ82年)に完成したとされる。
備考
「按図」は図・手引きを押さえること、「索驥」は駿馬を探すこと。日本語では、前例や規則への盲従を批判する文脈で使われることが多い。
例文
- 前例だけを頼りに採用候補を選ぶのは、按図索驥に陥るおそれがある。
- 市場が大きく変化しているのに旧来の手順を守るだけでは、按図索驥の経営になりかねない。
- 既存の分類表だけで新種を探す調査は、按図索驥に終わってしまった。