恐悦至極
読み方:きょうえつ しごく
意味
相手から受けた厚意・配慮・栄誉などを、恐れ多いほど大変ありがたく、うれしく思うこと。「恐悦」は恐れ多く喜ぶこと、「至極」はこの上ないことを表す。主に改まった場面で、深い感謝や喜びをへりくだって述べる語。
由来
成立した正確な年代や特定の典拠は不詳である。「恐悦(恐れ多くありがたく思うこと)」に、「至極(この上ないほど)」を添えた漢語的な表現で、日本では近世(江戸時代)以降、武家社会の挨拶や書状、改まった謝意の表現として用いられてきた。
備考
現代の日常会話では非常に硬く、古風な敬語表現である。「恐悦至極に存じます」「恐悦至極でございます」の形で、目上の相手への謝意・光栄の意を表す。文脈によっては芝居がかった、または皮肉な響きを帯びることもある。
補足
- 「恐悦」は「恐縮」と同じく謝罪だけを表す語だと誤解されることがあるが、恐れ多いほどの喜び・感謝を表す。
- 日常的な軽いお礼に用いると、過度に仰々しい印象になることがある。
例文
- このたびは身に余るお言葉を賜り、恐悦至極に存じます。
- ご多忙のところご出席いただけるとのこと、恐悦至極でございます。
- 社長直々に表彰していただき、本人は恐悦至極の面持ちだった。
分類
類義語
対義語
- 不快至極
- 迷惑至極
- 遺憾至極