忘形之交
読み方
ぼうけい の まじわり
意味
年齢・身分・地位・外見などの隔たりを意識せず、互いに心を開いて親しく付き合うこと。また、そのような深い友情をいう。「形」は外面的な姿や形式、「交」は交際・友情の意。
由来
中国の歴史書『新唐書(しんとうじょ)』に由来するとされる。北宋時代の1060年ごろに成立した同書の「孟浩然伝」では、唐代(8世紀)の詩人・孟浩然と王維の親しい関係に関連して用いられたとされる。「形」を忘れる、すなわち身分や外見などの形式にとらわれない交友を表す語である。
備考
主に「忘形の交わり」「忘形之交を結ぶ」の形で用いる。単に仲がよいというより、社会的な立場や年齢差を超えて心を許し合う関係を表す、やや文章語的な表現である。
例文
- 社長と新人でありながら、二人は趣味の登山を通じて忘形之交を結んでいる。
- 年齢も職業も異なる仲間だが、長年語り合ってきた私たちは忘形之交といえる。
- 利害や肩書きを離れて本音を話せる忘形之交の友人は、人生において貴重な存在だ。
類義語
対義語
- 形式的な交際
- 利害のための付き合い
- 表面的な人間関係