小往大来
読み方
しょうおう たいらい意味
小さなもの・つまらないものが去り、大きなもの・よいものが来ること。転じて、悪い状況が退いて世の中や運勢がよい方向へ向かい、大きな発展や利益を得ることをいう。由来
中国の古典『易経(周易)』の「泰(たい)」の卦辞にある「小往大来、吉亨(小往き大来る、吉にして亨る)」に基づく。『易経』は西周時代から戦国時代ごろ(おおむね紀元前11世紀~紀元前3世紀)にかけて成立・整備されたとされる。「小」は陰・小人・衰えたもの、「大」は陽・君子・盛んなものを象徴し、小が去って大が来る泰平・好転の状態を表す。備考
主に文章語・漢文調の表現で、日常会話ではあまり用いない。「小」は単なる数量の小ささではなく、好ましくないものや勢いの弱いものを、「大」は好ましいものや盛んなものを表す場合がある。例文
- 長年の赤字事業を整理し、新規事業が軌道に乗った今こそ、小往大来の時機といえる。
- 不況を乗り越えて雇用が回復した社会の状況を、小往大来の兆しだと評する人もいる。
- 目先の小さな損失を恐れず改革を進めれば、やがて小往大来の成果につながるかもしれない。
類義語
- 否極泰来
- 剥極泰来
- 苦尽甘来
対義語
- 大往小来
- 否極不来