好古敏求
読み方:こうこ びんきゅう
意味
昔の事物・制度・書物、特に古人の教えや古典を好み、熱心かつ敏速に学び求めること。生まれつき知識があるのではなく、古い知識や先人の教えを尊重して、たゆまず探究する態度をいう。
由来
中国の古典「論語」述而篇にある孔子の言葉「我非生而知之者、好古、敏以求之者也(我は生まれながらにしてこれを知る者にあらず。古を好み、敏にしてこれを求むる者なり)」に基づく。孔子(紀元前6~5世紀ごろ)の、知識は生得のものではなく、古人の教えを好んで努めて学んだ結果だという自己表明から生まれた語である。
備考
「古」は単なる骨董品ではなく、古典・古人の教え・古い制度や事実などを指す。「敏」は「敏感」の意味ではなく、勤勉で機敏に努める意。主に学問・研究への態度をほめて用いる。
例文
- 彼は古文書の解読に打ち込み、まさに好古敏求の研究者として知られている。
- 先人の知恵を尊びながら新たな課題にも向き合う好古敏求の姿勢が、学問には必要だ。
- 郷土資料館の館長は、好古敏求の精神で古い記録を収集・保存してきた。