天長地久
読み方:てんちょう ちきゅう
意味
天は長く、地は久しく存在し続けるように、物事が非常に長い年月にわたって永続すること。また、そのような永遠性や不変性をいう。とくに、愛情・友情・国家の繁栄・自然の永続などを願い、たたえる文脈で用いられる。
由来
中国の思想書『老子』第七章にある「天長地久。天地所以能長且久者、以其不自生、故能長生」に基づく。天地が長く久しいのは、自らのためだけに生きようとしないからだ、という道家思想を述べた句である。『老子』は伝統的には春秋時代(紀元前6世紀頃)の老子の著作とされるが、現行本の成立は戦国時代(紀元前4~3世紀頃)とみる説が有力である。
備考
日常会話よりも、祝辞・漢詩文調の文章・格調高い表現で用いられる。一般には「天長地久の愛」「天長地久を願う」のように、永続を願い称賛する文脈で使う。
例文
- 二人は、互いの友情が天長地久に続くことを願った。
- この庭園は、移り変わる季節の中に天長地久の自然への憧れを表している。
- 祝辞では、地域の平和と繁栄が天長地久であるよう祈りが述べられた。