夙夜在公
読み方:しゅくや ざいこう
意味
朝早くから夜遅くまで、公の仕事や国家・社会のために力を尽くすこと。「夙」は早朝、「夜」は夜、「在公」は公務に従事する意。私事を顧みず、熱心に公務へ励む態度をいう。
由来
中国最古の詩集とされる『詩経』の「召南・小星」にある「粛粛宵征、夙夜在公、実命不同」に基づく。『詩経』の詩篇はおおむね西周から春秋時代(紀元前11世紀頃~紀元前6世紀頃)に作られたとされ、夜明け前や夜にも公務のために出向く人々の苦労を詠んだ句である。
備考
現代の日常会話ではあまり用いない、格調高い漢語表現。公務員や政治家などが公共のために尽くす文脈で使われる。「在公」は「公の場にいる」ではなく、公務に従事する意。
誤用・混同注意
- 「夙夜」を「しゅくよ」と読まない。標準的な読みは「しゅくや」。
- 「在公」を単に「公の場所にいること」と解さない。ここでは公務に従事することをいう。
例文
- 彼は夙夜在公の精神で、住民の安全を守るために働き続けた。
- 災害対応に当たる職員たちは、まさに夙夜在公の日々を送っている。
- 公職に就く者には、夙夜在公の覚悟とともに健康への配慮も必要である。