公私混同
読み方:こうし こんどう
意味
公的な立場・仕事・財産などと、個人的な立場・利益・感情などとの区別をつけず、私的な目的のために公の権限や物を利用したり、公の事柄に私情を持ち込んだりすること。一般に非難の意味で用いる。
由来
「公」は公的なこと、「私」は私的なこと、「混同」は異なるものを区別せずに一つに扱うことを表す。これらを組み合わせた近代以降の日本語の四字熟語で、特定の中国古典に典拠をもつ故事成語ではない。正確な成立年・初出は不明だが、近代の官僚制や組織社会の発達とともに広く用いられるようになった表現である。
備考
主に、公的な権限・金銭・立場を私益のために使う場合に非難して用いる。「仕事と私生活の両立」のように、公私の双方を大切にする意味ではない。
補足
- 「公私混合」と書くのは、四字熟語としては一般的でない。通常は「公私混同」を用いる。
- 単に仕事と私生活の境目が曖昧という意味に限定されず、公的立場を私的利益や感情のために利用するという非難の意味を含みやすい。
例文
- 会社の経費を私的な旅行に使うのは、公私混同に当たる。
- 市長が親族の会社だけを優遇したなら、公私混同だと批判されても仕方がない。
- 仕事上の評価に個人的な好き嫌いを持ち込まず、公私混同を避けるべきだ。
分類
類義語
- 公私不分
- 公私混淆
- 職権濫用