堅固不抜
読み方:けんご ふばつ
意味
意志・信念・方針などがきわめてしっかりしていて、困難や反対に遭っても決して動揺したり屈したりしないこと。また、そのさま。「堅固」は非常にかたくしっかりしていること、「不抜」は抜き取れないほど動かないことを表す。
由来
中国の兵法書『呉子』の「図国」篇にある「根本堅固不拔、然後可以言兵矣(根本が堅固で抜けない状態になって、初めて兵を論じられる)」に基づく語とされる。『呉子』は戦国時代(紀元前5〜4世紀頃)の呉起に仮託される兵法書で、「堅固不拔」が日本で「堅固不抜」と表記されて定着した。
備考
主に意志・信念・決意などが揺るがないことに用いる。単に建物や物体が丈夫である意味にはあまり用いない。「不抜」は「抜き取れないほど動かない」の意。旧字体では「堅固不拔」とも書く。
別表記
- 堅固不拔
誤用・混同注意
- 「堅固不屈」は「堅固不抜」と「不撓不屈」などが混ざったような表現であり、一般的な四字熟語としては用いない。
- 「不抜」を「ふぬき」と読まない。読みは「ふばつ」。
例文
- 彼は周囲から反対されても、堅固不抜の信念を曲げなかった。
- 研究を完成させるという堅固不抜の意志が、長年の努力を支えた。
- 困難な交渉でも、基本方針については堅固不抜の態度を貫くべきだ。