千思万考
読み方:せんし ばんこう
意味
あれこれと何度も考え、十分に思いを巡らせること。「千」は非常に多いこと、「万」は数え切れないほど多いことを表し、深く繰り返し考える様子を強調する。
由来
明確な典拠となる中国古典や、成立した時期は確認しにくい語である。「千」「万」を多数・無数の意に用い、「思」と「考」という近い意味の漢語を重ねて、幾度も深く考える意を強めた表現と考えられる。
備考
主に「千思万考する」「千思万考を重ねる」「千思万考の末」の形で用いる。考え抜くことを表すため、急いで判断する場面よりも、慎重な検討を述べる文脈に合う。
補足
- 「深思熟慮」と同じ意味で使われるが、語形を混ぜて「千思熟慮」などとしない。
- 「千思万想」は中国語で見られる表現だが、日本語の四字熟語としては通常「千思万考」を用いる。
例文
- 新規事業の方針について千思万考した末、計画を一から見直すことにした。
- 彼は千思万考を重ねてから、ようやく納得できる結論に達した。
- 進路は人生を左右する問題なので、千思万考の末に決めるべきだ。