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円融滑脱

読み方:えんゆう かつだつ

意味

人柄・態度・言動などが角張らず、周囲とよく調和し、状況に応じてなめらかに対応できること。「円融」は万事が融和して一体となること、「滑脱」はよどみなく自在で、とらわれないことをいう。多くは、柔軟で世慣れた話し方や処世ぶりをほめていう。

由来

「円融」は、中国で発達した仏教、特に天台教学で重視された語で、諸事が互いに妨げず融和することを表す。天台大師・智顗(6世紀後半〜7世紀初頭)の思想に連なる概念として知られる。「滑脱」は、なめらかで滞りがなく、自在である意。この二語を重ねて、人柄や言動の柔軟さを表したものだが、「円融滑脱」という四字の確立時期・特定の典拠は明確ではない。

備考

主に「円融滑脱な人柄・態度・話しぶり」のように用いる、やや硬い表現。単に責任を避ける「口先だけの要領のよさ」ではなく、調和と柔軟性を肯定的に評価する語である。類義語の「円転滑脱」とは別の四字熟語。

別表記

  • 圓融滑脱

誤用・混同注意

  • 「円転滑脱」と混同しない。「円転滑脱」は類義語だが、単なる表記上の異同ではなく別の四字熟語である。
  • 「円融闊達」とするのは一般的な四字熟語の表記ではない。

例文

  • 彼は反対意見を頭から否定せず、円融滑脱な説明で参加者の理解を得た。
  • 複雑な利害が絡む交渉では、原則を守りながらも円融滑脱に対応できる人物が求められる。
  • 師の円融滑脱な人柄のおかげで、初対面の人々もすぐに打ち解けた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字