四角四面
読み方:しかく しめん
意味
考え方や態度がきわめてまじめで堅く、形式や規則にこだわって融通が利かないこと。また、そのような人・態度をいう。もとは四つの角と四つの面をもつ、角張った形を表す語で、比喩的に「角が立っていて堅苦しい」という意味で用いられる。
由来
「四角」は四つの角、「四面」は四つの面を表し、もともとは角張った物の形をいう語である。そこから、角が立って丸みや柔軟性がない様子を人の性格・態度にたとえ、「非常に堅く、融通が利かない」の意となった。特定の中国古典に基づく故事成語ではなく、日本語として定着した表現で、成立した正確な年代は不明である。
備考
主に「四角四面な人・性格・態度」「四角四面に扱う」のように用いる。まじめさを評価する文脈もあるが、多くは「堅苦しい」「融通が利かない」という批判的な含みを伴う。
補足
- 読みを「よんかくしめん」とするのは一般的ではなく、標準的な読みは「しかくしめん」。
- 単に「非常にまじめ」という褒め言葉だけではなく、「融通が利かず堅苦しい」という含みをもつことが多い。
例文
- 彼は四角四面な性格で、規則にない例外をなかなか認めようとしない。
- 接客では、四角四面の敬語だけでなく、相手に寄り添う柔らかな応対も大切だ。
- 部長は四角四面に規定を適用するのではなく、現場の事情も考慮して判断した。