傍若無人
読み方:ぼうじゃくむじん
意味
そばに他人がいないかのように、周囲の人への気遣いや遠慮をせず、勝手に振る舞うこと。自分勝手で横柄な態度を非難していう語である。
由来
中国の歴史書『史記』刺客列伝にある、荊軻が燕の市場で高漸離と酒を飲み、周囲を顧みずに歌った逸話に基づくとされる。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した書物である。「傍若無人」という四字の定型句は、この情景を後世に要約して成立した。
備考
通常は、周囲への配慮を欠く横柄な態度を非難して用いる。単に「人目を気にせず集中している」という肯定的な意味では使わない。表記は「旁若無人」とすることもある。
別表記
- 旁若無人
補足
- 単に集中力がある、物おじしないという褒め言葉として使うのは不適切で、通常は周囲を顧みない横柄さを非難する語である。
- 「傍若無尽」と書くのは誤り。
例文
- 会議中にもかかわらず大声で私語を続ける彼の態度は、まさに傍若無人だった。
- 公共の場で傍若無人に動画を大音量で再生するのは控えてほしい。
- 成功してから彼は傍若無人な振る舞いが目立つようになり、周囲との関係が悪くなった。