借鶏卵生
読み方:しゃくけい らんせい
意味
他人の資金・設備・能力・立場などを借りたり利用したりして、自分の利益や目的の達成につなげること。文字どおりには、鶏を借りて卵を産ませる意である。状況により、他者の力を上手に活用するという中立的な意味にも、他人を利用して利益を得るという批判的な意味にもなる。
由来
鶏を借り、その鶏に卵を産ませる、すなわち自分で鶏を所有せずに卵という利益を得るという比喩を漢語調に四字化した語である。特定の中国古典における明確な典拠や成立年は不詳で、近現代に四字熟語として流通・定着した表現とみられる。
備考
日常会話ではあまり使われない、やや硬い文章語・四字熟語である。協力や資源活用を表す場合もあるが、他人の力への便乗・利益の横取りを非難する含みで使われることもある。
例文
- 新規事業は、大企業の販売網を活用する借鶏卵生の戦略によって、短期間で市場に参入した。
- 彼は研究室の設備や部下の成果を利用しながら手柄を独占したため、借鶏卵生だと批判された。
- 資金も人材も限られる中小企業にとって、提携先の技術を生かす借鶏卵生も有効な選択肢になりうる。