人の褌で相撲を取る
読み方
ひとの ふんどしで すもうを とる意味
自分の力・金・物を使わず、他人のものや他人の力を利用して、自分の利益になることをするたとえ。多くは、労せず得をしようとする態度や、他人の成果に便乗する行為を批判的にいう。由来
成立時期は未詳。相撲では褌、すなわちまわしが取組に不可欠であり、本来は自分のものを締めて土俵に上がる。その大事な道具まで他人のものを借りて相撲を取る姿から、他人の資源を使って自分の事を成すたとえになった。相撲興行が庶民に広く親しまれた江戸時代以降に広まった表現と考えられる。備考
強い批判や皮肉を含む表現。相手に直接言うと失礼になりやすい。現代では「ふんどし」は相撲の「まわし」と説明されることも多い。例文
- 彼は先輩が作った資料をそのまま使って受賞した。まさに人の褌で相撲を取るようなものだ。
- 会社の設備と部下の人脈だけを利用して、自分の副業を広げるなんて、人の褌で相撲を取る行為だ。
- 友人のアイデアを自分の企画として発表するのは、人の褌で相撲を取ることになる。
- 親の資金を当てにして偉そうに起業を語る彼を見て、人の褌で相撲を取るなと言いたくなった。
- このプロジェクトの成功は現場の努力のおかげなのに、上司だけが手柄を取るのは人の褌で相撲を取るようで納得できない。
類義語
- 人の牛蒡で法事する
- 他人の念仏で極楽参り
- 他人の財布で事をする
- 虎の威を借る狐
- 他力本願
対義語
- 自分の褌で相撲を取る
- 自腹を切る
- 身銭を切る
- 自力で事を成す