余裕綽綽
読み方:よゆう しゃくしゃく
意味
十分なゆとりがあり、あわてず落ち着いている様子。また、能力・時間・資金などに余力があって、物事を難なく行える様子をいう。
由来
中国の古典『孟子』公孫丑下にある「綽綽然として余裕有り(綽綽然有余裕)」という表現に由来する。「綽綽」はゆったりとして落ち着いたさまを表す。『孟子』は戦国時代の思想家・孟子の言行を伝える書で、紀元前3世紀ごろまでに編纂されたとされる。
備考
人の態度だけでなく、時間・資金・能力などに十分な余力があることにも用いる。「余裕綽々」と、二字目を踊り字で書く表記も一般的である。
別表記
- 余裕綽々
補足
- 「余裕卓々」と書くのは誤り。正しくは「余裕綽綽」または「余裕綽々」。
- 単に「時間が少しある」という意味に限らず、落ち着きや十分な余力を表す語である。
例文
- 彼は締切直前でも余裕綽綽として、必要な資料を丁寧に確認していた。
- 経験豊富な投手は満塁の場面でも余裕綽綽の表情で打者に向き合った。
- 準備を早めに終えたので、私たちは出発時刻まで余裕綽綽だった。