人困馬疲
読み方:じんこん ばひ
意味
人も馬も、長い旅や戦いなどによってひどく疲れ果てていること。「人困」は人が疲れ苦しむこと、「馬疲」は馬が疲れることをいう。転じて、多人数での長距離移動などで一行全体が消耗しきった状態にも用いる。
由来
中国の歴史書「三国志」(西晋の陳寿が3世紀末ごろに成立させた書)に見える、人馬がともに疲れ苦しむ状況を表す「人馬疲困」などの表現に由来するとされる。これを踏まえ、日本では「人困馬疲」の形でも四字熟語として用いられるようになった。
備考
主に長旅・遠征などで、人と馬がともに疲れ切る様子を表す硬い語。現代の日常会話ではあまり使われず、文章語的である。「人馬疲困(じんばひこん)」と語順・読みを混同しやすい。
誤用・混同注意
- 「人馬疲困(じんばひこん)」と語順や読みを混同しやすい。
- 「人困馬疲」は、人だけが困窮する意味ではなく、人も馬も疲れ果てる意味である。
例文
- 長い山道を越えた一行は、人困馬疲のありさまでようやく宿場に着いた。
- 補給も休息も十分でないまま進軍したため、軍勢は人困馬疲に陥った。
- 連日の移動で人困馬疲となる前に、今日は早めに野営地を定めよう。