疲労困憊
読み方:ひろう こんぱい
意味
ひどく疲れ、心身ともに力が尽きて苦しむこと。また、そのような状態。長時間の労働、運動、看病、緊張の続く仕事などによって、もう十分に動いたり考えたりする力が残っていないほど疲れ切った様子をいう。
由来
「疲労」と「困憊」を重ねた語。「疲労」は疲れによって力が衰えること、「困憊」は苦しみ疲れて弱り切ることを表す。両者は中国語由来の漢語だが、「疲労困憊」という四字の定型表現そのものに特定の中国古典の典拠は確認されていない。近代以降の日本語で、同義語を重ねて疲れの度合いを強める表現として定着したと考えられる。正確な成立時期は不明。
備考
「疲労困憊の状態」「疲労困憊する」のように用いる。単なる軽い疲れではなく、身体的・精神的に極度に消耗した場面に適する、やや硬い表現である。
補足
- 「疲労困敗」と書くのは誤り。正しくは「疲労困憊」。
- 「困憊」を「こんばい」と読むのは誤り。正しくは「こんぱい」。
例文
- 長時間にわたる救助活動を終え、隊員たちは疲労困憊の状態だった。
- 連日の残業で疲労困憊し、週末はほとんど家で休んでいた。
- 登山の下山後、参加者は疲労困憊だったが、全員無事に帰還した。
分類
類義語
- 疲弊困憊
- 満身創痍
- 心身疲弊
- 精根尽き果てる