不動声色
読み方:ふどう せいしょく
意味
驚き・怒り・不安などがあっても、それを声や顔つきに表さず、落ち着き払っていること。冷静で動じない態度をいう。
由来
中国・北宋時代(11世紀半ば)の欧陽脩(おうようしゅう)による文章「相州昼錦堂記」にある「垂紳正笏、不動声色」という句に基づく。官人が声や顔色を変えず、天下を安泰に導く姿を表したものとされる。
備考
「声色」は声と顔色・表情の意。「色」を恋愛や色情の意味に取るものではない。感情そのものがないのではなく、感情を外に表さない態度を表す。
別表記
- 不動聲色
誤用・混同注意
- 「感情がまったくない」という意味ではなく、感情を声や表情に出さないことをいう。
例文
- 突然の事故の知らせを受けても、彼女は不動声色で必要な指示を出した。
- 交渉相手の強い要求に対しても、社長は不動声色を貫いた。
- 手品師は種明かしを求められても不動声色で、次の演目を始めた。
分類
類義語
対義語
- 周章狼狽
- 狼狽失措
- 顔色を変える