七上八下
読み方
しちじょう はっか
意味
心配・不安・恐れなどで気持ちがひどく動揺し、落ち着かないこと。「七」は上へ、「八」は下へというように、心が上がったり下がったりして定まらない様子を表す。
由来
中国の白話小説『水滸伝』に見える表現で、明代(14~17世紀ごろ)に成立した同作に「十五の桶で水をくむように、七つは上がり八つは下がる」という趣旨で用いられた。桶が上げ下げされるさまから、心が激しく動揺する意味になった。
分類・構成
備考
主に「七上八下の思い」「七上八下する」「気持ちが七上八下する」の形で用いる。不安や緊張による内心の動揺を表し、単なる慌ただしい行動には通常用いない。
誤用・混同注意
- 「七転八倒」と混同しない。「七転八倒」は苦痛などで激しく転げ回ること。
例文
- 試験の合格発表を待つ間、彼は七上八下の思いで過ごした。
- 初めての大舞台を前にして、選手たちは期待と不安で七上八下していた。
- 連絡が途絶えた友人のことが心配で、母親は七上八下だった。