馬も買わずに鞍を買う
読み方
うま も かわずに くら を かう
意味
肝心の物事や前提がまだ整っていないのに、それに付随する道具や準備だけを先にしてしまうこと。馬を持たないうちに鞍を買っても役に立たないことから、順序を取り違えた早まった行動や、本末転倒なあり方をたとえる。
由来
馬があって初めて必要となる鞍を、馬を買う前に買ってしまうという身近な情景に基づく、日本のたとえである。成立した正確な年や初出資料は不明であり、特定の時代を断定できない。
分類・由来
備考
主に、必要な前提を確認せずに付属品や準備を先走って整える行為を戒める際に使う。「備えあれば憂いなし」のような計画的な準備を否定する表現ではない。
例文
- 開業する店も決めないうちから高価なレジを注文するのは、馬も買わずに鞍を買うようなものだ。
- 仕様が固まっていないのに広告だけ制作するなんて、馬も買わずに鞍を買うことになりかねない。
- 彼は入学先が決まる前に通学用の定期券を買い、皆から「馬も買わずに鞍を買うな」と笑われた。