滄海変じて桑田となる
読み方:そうかい へんじて そうでん と なる
意味
青々とした大海が長い年月のうちに桑畑へ変わるほど、世の中や物事は大きく移り変わるというたとえ。特に、長い時の経過による社会・自然・人の境遇などの著しい変化をいう。
由来
中国・東晋時代(4世紀ごろ)の葛洪撰と伝えられる神仙伝の「麻姑」の故事に基づく。仙女の麻姑が、仙人となって以来、東海が三度桑畑になるのを見たと語ったことから、長年月による大きな変化を「滄海桑田」などというようになり、日本では「滄海変じて桑田となる」の形でも定着した。
備考
文章語・改まった表現として用いられることが多い。「桑田」は人名の「くわた」ではなく、通常「そうでん」と読む。実際の地形変化だけでなく、社会の大変化にも用いる。
別表記
- 滄海変じて桑田と成る
- 滄海変じて桑田と為る
- 滄海変じて桑田となり、桑田変じて滄海となる
誤用・混同注意
- 「桑田」を人名のように「くわた」と読むのは誤りで、この句では通常「そうでん」と読む。
- 短期間の小さな変化を指す言葉ではなく、長い年月を経た著しい移り変わりをいう。
- 「滄海」を「そうがい」と読むのは誤りで、「そうかい」と読む。
例文
- かつての漁村が高層ビルの立ち並ぶ街になるとは、まさに滄海変じて桑田となる思いだ。
- 祖父の古い写真と現在の駅前を見比べると、滄海変じて桑田となるほどの変化に驚かされる。
- 産業構造は数十年で大きく変わる。滄海変じて桑田となるという言葉のとおりである。