得道多助、失道寡助
読み方:どうを えれば たすけ おおく、どうを うしなえば たすけ すくなし
意味
人として、また政治を行う者として正しい道理・道義に従えば、多くの人の支持や助けを得られる。反対に、道義に背き不正な行いをすれば、協力者が少なくなり孤立する、という意味。正当性や徳が人を集めることを説く。
由来
中国の戦国時代、紀元前4世紀ごろの思想家・孟子の言葉。『孟子』公孫丑下にある「得道者多助、失道者寡助(道を得る者は助け多く、道を失う者は助け寡し)」に基づく。「道」は単なる方法ではなく、人として守るべき道義・正義や、仁政の理念を指す。
備考
政治・組織運営・人間関係などで、正義や道義にかなう行動が支持を集めることを述べる際に使う。現代では「道」を宗教的な悟りではなく、正当性・倫理性の意味で解するのが一般的。
例文
- 企業も利益だけを優先して取引先を切り捨てれば孤立する。得道多助、失道寡助というように、信頼を得る経営が大切だ。
- 市民の声を聞き、透明な政治を行う候補には支援者が集まった。まさに得道多助、失道寡助である。
- 不正を隠して責任を他人に押しつければ、いざという時に誰も助けてくれない。得道多助、失道寡助を忘れてはいけない。
分類
類義語
- 徳は孤ならず必ず隣あり
- 民を得る者は天下を得る
- 天は自ら助くる者を助く