孤立無援
読み方:こりつ むえん
意味
周囲から切り離され、助けてくれる人や支援がまったくないこと。味方や協力者がおらず、一人で困難な状況に置かれるさまをいう。人だけでなく、組織・部隊・立場などについても用いる。
由来
中国の正史『後漢書』の「班超伝」に見える、班超が朝廷への上奏で述べた「臣孤立於沙漠、無援於漢庭(臣は砂漠に孤立し、漢朝からの援助がない)」という趣旨の句に基づく故事成語とされる。班超は後漢の1世紀頃の武将で、『後漢書』は5世紀前半に范曄が編纂した。
備考
「無援」は援助・応援がない意であり、「無縁」とは異なる。深刻な窮地を表すことが多いが、比喩的に職場や人間関係で支えがない状況にも用いる。
補足
- 「孤立無縁」と書くのは誤り。「無援」は援助がない意である。
例文
- 交渉相手が次々と離れ、担当者は社内で孤立無援の状態になった。
- 補給路を断たれた部隊は、敵地で孤立無援のまま救援を待った。
- 転校したばかりで相談できる友人もおらず、彼女は孤立無援だと感じていた。
分類
類義語
対義語
- 八方支援
- 衆志成城