彼も人なり我も人なり
読み方
かれ も ひと なり われ も ひと なり
意味
相手も自分と同じ人間なのだから、相手にできることが自分にまったくできないはずはない、という意味。偉人や成功者を過度に特別視せず、自分も努力すれば挑戦できると奮起させる言葉。
由来
中国・唐代の文人、韓愈の『原毀』にある「彼、人也。予、人也。彼能是、而我乃不能是(彼は人なり、予も人なり。彼能く是なるに、而るに我乃ち是なること能わず)」に基づく。この日本語形がいつ定着したかは不詳。
備考
漢文訓読調でやや古風。励ましに使うが、他人の才能や努力を軽く見る響きにもなり得るため、功績を語る場面では配慮が必要。
例文
- 難関試験に合格した先輩を見て、「彼も人なり我も人なり」と自分を奮い立たせた。
- あの名人も最初は初心者だった。彼も人なり我も人なり、練習すれば少しずつ近づけるはずだ。
- 同僚の成功に圧倒されたが、彼も人なり我も人なりと思い直して新しい企画に挑戦した。
- コーチは選手たちに、「相手を恐れすぎるな。彼も人なり我も人なりだ」と声をかけた。
- 有名な起業家の話を聞き、彼も人なり我も人なり、自分にもできることから始めようと思った。
類義語
- 舜何人ぞや予何人ぞや
- 為せば成る
- 精神一到何事か成らざらん
- 人にできて我にできぬことはない
対義語
- 月と鼈
- 雲泥の差
- 提灯に釣鐘
- 役者が違う