為せば成る
読み方:なせば なる
意味
強い意志を持って実行すれば、物事は成し遂げられるという意味。逆に、できないのは能力や運のせいだけではなく、まず行動していないからだという、自助努力と実行の大切さを説く言葉である。ただし、何をしても必ず成功するという意味ではない。
由来
江戸時代後期の米沢藩主・上杉鷹山(1751~1822)に結び付けられる和歌「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」に由来するとされる。鷹山が藩政改革に際して重んじた精神を表す言葉として広まった。ただし、これに似た表現は武田信玄に関する伝承にも見られ、作者・成立事情には諸説ある。
備考
努力を促す前向きな言葉として、教育・スポーツ・仕事などでよく用いられる。一方で、環境や健康など本人の努力だけでは解決できない事情を軽視するように使わない配慮も必要である。
別表記
- なせば成る
- 為せばなる
- なせばなる
- 為せば成る、為さねば成らぬ
- なせば成る、なさねば成らぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり
誤用・混同注意
- 「努力すればどんな目標でも必ず実現する」という無条件の成功保証として解釈するのは適切ではない。行動することの重要性を説く言葉である。
- 「成せば成る」と書く例があるが、一般には「為せば成る」と表記される。
例文
- 新規事業は困難に見えるが、為せば成るという気持ちで、まず小さな一歩を踏み出そう。
- 先生は、失敗を恐れて挑戦しない生徒に「為せば成る。方法を考えてもう一度やってみなさい」と励ました。
- 彼女は何度も練習を重ねて資格試験に合格した。まさに為せば成るを実践した結果だ。
分類
類義語
- 為せば成る、為さねば成らぬ
- 意志あるところに道は開ける
- 石に立つ矢
対義語
- 諦めが肝心
- 為さぬ仲よりする仲