千人の諾諾は一士の諤諤に如かず
読み方:せんにん の だくだく は いっし の がくがく に しかず
意味
千人がただ「はい、はい」と同意するだけでいるよりも、一人でも率直に誤りを指摘し、正しい意見を述べる人がいるほうがはるかに価値がある、という意味。権力者や組織に対し、迎合ではなく勇気ある諫言(かんげん)が必要であることをいう。
由来
中国の歴史書『史記』の「商君列伝」にある「千人之諾諾、不如一士之諤諤」に由来する。戦国時代の政治家・商鞅(しょうおう)に対し、趙良が諫めた言葉として記される。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろ(おおむね紀元前91年ごろまで)に編纂した。
備考
「諾諾」は人の言葉に安易に同意すること、「諤諤」ははばからずに正しい意見を述べること。主に組織運営・政治・職場で、苦言や諫言の重要性を説く際に用いる。
例文
- 会議では全員が賛成するだけだったが、問題点を具体的に指摘した彼の発言こそ、まさに千人の諾諾は一士の諤諤に如かずというべきものだった。
- 社長は耳の痛い意見にも耳を傾ける。千人の諾諾は一士の諤諤に如かずという考えを大切にしているからだ。
- 上司に迎合するだけでは組織は改善しない。千人の諾諾は一士の諤諤に如かずというように、率直な助言をする人が必要だ。
分類
類義語
対義語
- 唯々諾々
- 付和雷同
- 長いものには巻かれろ