十年河東十年河西
読み方
じゅうねん かとう じゅうねん かせい
意味
世の中の情勢や人の運・立場は、長い年月の間に大きく変化するというたとえ。今、栄えている者が衰え、衰えている者が栄えることもあるため、一時の成功や失敗だけで将来を決めつけてはならないという意味で用いる。
由来
中国のことわざ「十年河東、十年河西」に由来する。「河」は黄河を指し、黄河が氾濫や流路の変化を繰り返すため、十年もたてば川の東側だった場所が西側になるほど世の移り変わりは大きい、という趣旨である。正確な成立時期・典拠は不明だが、中国で古くから伝わる民間の言い回しとして日本語にも定着した。
分類・由来
備考
主に社会的地位・財産・勢力などの大きな移り変わりについて使う。漢字だけで「十年河東、十年河西」と読点を入れて表記することも多い。個人の境遇の変化には「人間万事塞翁が馬」もよく用いられる。
例文
- 十年河東十年河西というように、かつては小さかった会社が今では業界を代表する企業になった。
- 彼は失敗して落ち込んでいるが、十年河東十年河西だ。今の苦境がずっと続くとは限らない。
- 昔は彼女を見下していた同級生も、十年河東十年河西で、今では彼女の成功に驚いている。
類義語
対義語
- 恒久不変
- 万古不易
- 不易流行(不易の側面)