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人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり

読み方:ひと を しる もの は ち なり、みずから を しる もの は めい なり

意味

他人の性質や能力を見抜ける人は知恵のある人であり、さらに自分自身の長所・短所、能力や限界を正しく理解できる人は、物事の道理に明るい真にすぐれた人である、という意味。人を評価する力以上に、自己を客観的に知ることの大切さを説く。

由来

中国の思想書『老子』(第三十三章)にある「知人者智、自知者明(人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり)」に基づく。『老子』は春秋戦国時代、紀元前4~3世紀頃に成立したと考えられるが、作者・成立時期には諸説ある。

備考

「智」は知識量ではなく、物事を見抜く知恵を指す。「明」は明晰であること。後半の「自ら知る者は明なり」が、特に自己認識の重要性を示す句として引用される。

例文

  • 部下の適性を見抜くだけでなく、自分の判断の癖も理解している部長は、「人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり」を体現している。
  • 彼は失敗の原因を周囲のせいにせず、自分の準備不足を認めた。人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり、ということだ。
  • 採用面接では候補者を見る目が必要だが、面接官自身の偏見を自覚することも重要である。まさに「人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり」ということだ。

分類

類義語

このことわざに使われている漢字