五十にして四十九年の非を知る
読み方
ごじゅう にして しじゅうくねん の ひ を しる
意味
年を重ねても過去の行いを省みれば、以前には気付かなかった自分の誤りや未熟さが見えてくる、という意味。絶えず自己反省を重ね、過ちを改めて向上していくことの大切さを説く。
由来
中国・前漢の思想書『淮南子(えなんじ)』「原道訓」にある、衛の賢人・蘧伯玉(きょはくぎょく)の故事「蘧伯玉、年五十にして四十九年の非を知る」に基づく。『淮南子』は淮南王・劉安らによって紀元前139年ごろに編まれたとされる。日本ではこの故事を略して、自己反省を促す格言として用いる。
分類・由来
備考
「非」は「ひ」と読み、ここでは道理に外れたこと・過失を指す。「五十」は厳密な年齢に限らず、年長になっても学び直し、自らを省みるという趣旨で用いる。蘧伯玉の名を添えて引用されることもある。
例文
- 五十歳の誕生日を機に、五十にして四十九年の非を知るという気持ちで、これまでの仕事ぶりを見直した。
- 失敗を部下のせいにするのではなく、五十にして四十九年の非を知る姿勢で、自分の判断を省みるべきだ。
- 経験を積むほど自分の未熟さに気付かされる。まさに五十にして四十九年の非を知る、である。
類義語
- 過ちては改むるに憚ること勿れ
- 人の振り見て我が振り直せ
- 知過必改