知過必改
読み方:ちか ひっかい
意味
自分の過ちに気づいたなら、必ず改めるべきだということ。「知過」は過ちを知ること、「必改」は必ず改めることを表す。誤りを認め、速やかに改善する謙虚で誠実な態度をいう。
由来
中国古典『易経』の「益」卦にある「君子以見善則遷、有過則改(君子は善を見れば移り、過ちがあれば改める)」という教えに基づく四字熟語である。本文の「象伝」は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前4~2世紀ごろ)に成立したと考えられている。四字句「知過必改」自体は、この思想を簡潔に表した後世の成句である。
備考
個人の反省だけでなく、組織が不備や批判を受け入れて改善する態度にも用いる。日常会話ではやや硬く、文章・訓示・理念などで使われやすい。
補足
- 読みを「ちかひつかい」とするのは一般的な慣用読みに合わず、通常は「ちかひっかい」と読む。
例文
- 監査で手続き上の不備を指摘された部長は、知過必改の姿勢で規程を見直した。
- 子どもには失敗を責めるだけでなく、知過必改の大切さを教えたい。
- 彼は知過必改を信条とし、判断が誤りだと分かれば速やかに方針を修正する。
分類
類義語
- 改過自新
- 過則勿憚改
- 見善必遷
対義語
- 怙悪不悛
- 文過飾非