乾坤一擲
読み方:けんこん いってき
意味
自分の運命や成否を一度の勝負に賭けること。後戻りできない重大な局面で、成功すれば大きな成果を得る一方、失敗すれば大きな損失を被るような、すべてを懸けた決断・行動をいう。
由来
中国・唐代(8~9世紀)の詩人、韓愈(768~824)の詩「過鴻溝」にある「真成一擲賭乾坤(真に一擲して乾坤を賭くるを成す)」に基づく。「乾坤」は天と地、転じて天下・運命、「一擲」はさいころを一度投げることを表す。項羽と劉邦の天下を争う勝負になぞらえ、天下の行方を一度の賭けに託す意から生まれた。
備考
「乾坤」は天地・天下・世界、「一擲」はさいころを一度投げる意。主に、成否が重大な勝負や決断を強調する場面で用いる。日常の小さな賭けや軽い挑戦には大げさになりやすい。
例文
- 会社の存続を懸け、新規事業への投資を乾坤一擲の勝負として決断した。
- 選手は五輪代表の座を目指し、最後の選考会に乾坤一擲の思いで臨んだ。
- この交渉は失敗すれば後がないため、乾坤一擲の提案を先方に示すことにした。