起死回生
読み方:きし かいせい
意味
死にかけた人を生き返らせること。転じて、ほとんど成功の見込みがなくなった状況や、衰えた組織・事業などを、再び立ち直らせることをいう。危機的な局面を逆転し、回復へ向かわせる場合に用いる。
由来
中国の説話集『太平広記』(北宋で編纂され、978年ごろ完成)に見える語とされる。「起死」は死者・死にかけた者を起こすこと、「回生」は命を取り戻させることを表す。二つの近い意味の語を重ね、死の危機からよみがえらせる意を強めた表現で、後に比喩としても用いられるようになった。
備考
主に「起死回生の一手」「起死回生の策」「起死回生を図る」の形で使う。単なる小さな改善ではなく、危機的・絶望的な状態を大きく立て直す場面にふさわしい。
例文
- 新薬の開発成功が、経営不振に陥っていた会社の起死回生の一手となった。
- 終盤の逆転ホームランで、チームは起死回生の勝利を収めた。
- この地域の観光を立て直すには、若者を呼び込む起死回生の策が必要だ。