捲土重来
読み方:けんど ちょうらい
意味
いったん敗れたり失敗したりした者が、勢いを盛り返して再び立ち上がり、活躍の場へ戻ってくること。もとは土煙を巻き上げて再び攻めて来る意で、競争・選挙・事業・スポーツなどでの再起をいう。
由来
中国・唐代(9世紀)の詩人、杜牧の七言絶句「題烏江亭」にある「捲土重来未可知」に基づく。楚の項羽が垓下で敗れ、烏江で自害した故事を踏まえ、「江東へ帰って再起を図れば、土煙を巻き上げて再び攻め来ることもありえた」と詠んだ句から、敗北後の再起を表す語となった。
備考
「捲」は「巻」の旧字体であり、「巻土重来」とも書く。単なる再訪・再登場ではなく、敗北や失敗の後に勢いを取り戻して再起する場面で用いる。
別表記
- 巻土重来
補足
- 単に「再び来る」「再登場する」という意味ではなく、敗北・失敗の後に勢いを盛り返して再起する意で用いる。
- 「巻土重来」は誤字ではなく、「捲土重来」の辞書認識された表記の一つである。
例文
- 前年の選挙で敗れた候補者は、地道に支持を広げ、捲土重来を期して次の選挙に臨んだ。
- 倒産の危機を経験した会社が新事業を成功させ、業界に捲土重来を果たした。
- けがで長期離脱していた選手は、来季の捲土重来を誓ってリハビリに励んでいる。
分類
類義語
- 再起
- 起死回生
- 捲土再来
- 雪辱再起
対義語
- 一蹶不振
- 再起不能
- 沈滞不振