鼯鼠五技
読み方:ごそごぎ
意味
多くの技や才能に手を出してはいるものの、どれも十分に身についておらず、中途半端で役に立たないことのたとえ。「器用貧乏」や「多芸不精」に近い意味で用いる。
由来
中国・戦国時代末期、紀元前3世紀頃に成立した『荀子』の「鼯鼠五技而窮(ごそこぎにしてきわまる)」に基づく。鼯鼠(ムササビ)は飛ぶ・走る・泳ぐ・木に登る・穴を掘るという五つの技を持つが、いずれも熟達していないとされたことから、多才だが一つも極められない意味になった。
備考
主に、技術・学問・趣味などを広く浅く身につけ、一つも十分に極めていないことを批評的にいう。自分を戒める表現として用いることもある。
別表記
補足
- 「五技」を「五伎」と書くのは誤り。
- 「梧鼠五技」は辞書にも見られる異表記であり、誤字ではない。
例文
- 資格取得ばかりを増やして実務力が伴わなければ、鼯鼠五技に終わってしまう。
- 彼は多くの楽器に挑戦したが、どれも長続きせず、鼯鼠五技だと自省している。
- 新規事業を同時に広げすぎると、会社全体が鼯鼠五技の状態になりかねない。
分類
類義語
- 器用貧乏
- 多芸不精
- 多芸無能
対義語
- 一芸入神
- 一芸専心
この四字熟語に使われている漢字
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