黒白分明
読み方:こくびゃく ぶんめい
意味
物事の善悪・正邪・真偽、または責任の所在などが、黒と白のようにはっきり区別できること。判断や態度が明確で、あいまいさがないという意味でも用いる。
由来
中国・前漢時代(紀元前2世紀ごろ)の思想家、董仲舒の著作とされる『春秋繁露』の「保位権」にある「黒白分明、然後民知所去就」に基づく。もとは黒と白が明瞭に区別される意から、善悪や是非が明らかであることを表すようになった。
備考
主に善悪・正邪・真偽・責任などの区別が明確な場面で使う。「白黒分明」も類似の表現として用いられる。現実には単純に二分できない事柄に対し、「黒白分明にはできない」と否定形で使うことも多い。
補足
- 「黒白」は「こくびゃく」と読み、「こくはく」とは読まない。
- 「白黒分明」と混同されることがあるが、語順の異なる類似表現である。
例文
- 監査報告書は、不正の有無と責任の所在を黒白分明に示している。
- 法を適用する際には、適法な行為と違法な行為を黒白分明に区別しなければならない。
- この問題は黒白分明に割り切れるものではなく、双方の事情を慎重に考える必要がある。