黄袍加身
読み方:こうほう かしん
意味
黄色い皇帝の衣を身に着ける意から、部下や民衆に推戴されて皇帝・君主の地位に就くことをいう。自ら強く望んで権力を得るというより、周囲に担ぎ上げられて最高権力者となる場合に用いる。
由来
中国・北宋の建隆元年(960年)、後周の将軍であった趙匡胤が陳橋で部下に推戴された「陳橋の変」に由来する。部下たちが趙匡胤に皇帝だけが着る黄袍を着せ、万歳を唱えて皇帝に擁立した故事を『宋史』「太祖紀」が伝える。趙匡胤は宋の初代皇帝・太祖となった。
備考
本来は中国皇帝への即位を指す故事成語で、日本語の日常会話ではまれ。比喩的に使う場合も、単なる昇進ではなく、周囲に担ぎ上げられて最高指導者になる含みがある。
例文
- 陳橋の変で趙匡胤は黄袍加身し、宋王朝を建てた。
- 政変後、将軍は部下の推戴によって黄袍加身する形で新政権の君主となった。
- 彼の就任は黄袍加身のような経緯であり、本人が積極的に地位を求めたわけではない。
分類
類義語
- 帝位に就く
- 即位する
- 推戴される
この四字熟語に使われている漢字
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