麤枝大葉
読み方:そしたいよう
意味
物事の大筋だけを扱い、細部まで行き届いていないこと。また、文章・議論・仕事などが大ざっぱで、精密さや綿密さに欠けることをいう。単に簡潔であることではなく、細かな検討や配慮が不足しているという批判的な意味で使われる。
由来
中国・宋代(12~13世紀)の朱熹の語録を集めた『朱子語類』に見える語とされる。「麤(粗)い枝と大きい葉」だけを見て、根本や細部を究めないというたとえから、物事を表面的・大ざっぱに扱う意となった。日本では「麤」は「粗」の異体字としても用いられる。
備考
「そしたいよう」と読む。「粗枝大葉」と表記されることも多い。人の仕事や議論を評する際には、粗略であるという否定的な響きがあるため、相手への直接的な批評では注意を要する。
別表記
- 粗枝大葉
誤用・混同注意
- 「そしだいよう」などと読まない。正しくは「そしたいよう」。
- 「大まかで要領がよい」という褒め言葉ではなく、細部への配慮が足りないことを表す。
例文
- この報告書は麤枝大葉で、数値の根拠や具体的な検証が不足している。
- 企画の初期段階では麤枝大葉な案でもよいが、実行前には細部を詰めなければならない。
- 彼の説明は麤枝大葉にすぎず、制度の例外規定までは理解できなかった。
分類
類義語
対義語
- 精緻綿密
- 微に入り細を穿つ
- 細心周到