鳳舞竜飛
読み方:ほうぶ りょうひ
意味
鳳凰が舞い、竜が飛ぶように、書道の筆づかい・線の勢いが雄大で、生き生きとしているさまをいう。特に、草書などの躍動感があり力強い書をほめる際に用いる。
由来
中国の漢文・書論に由来する漢語的表現で、吉祥の象徴である鳳凰の舞いと竜の飛翔を、躍動する書の筆勢にたとえたものとされる。特定の一書に定められる明確な初出や成立年代は不詳であるが、日本では漢文・書道に関する語として受容された。
備考
主に書道の筆勢をほめる雅語であり、日常会話ではあまり用いない。実際に鳳凰や竜が舞い飛ぶことをいう語ではない。類義表現に「竜飛鳳舞」がある。
別表記
- 鳳舞龍飛
補足
- 「ほうまいりゅうひ」「ほうぶりゅうひ」と読まない。標準的な読みは「ほうぶりょうひ」。
- 「竜飛鳳舞」は語順を入れ替えた類義の四字熟語であり、「鳳舞竜飛」の異綴りではない。
例文
- 彼の草書は鳳舞竜飛の趣があり、墨線が紙面を駆け巡るようだった。
- 展覧会では、鳳舞竜飛と評される大字の作品がひときわ目を引いた。
- 師は弟子に、形を整えるだけでなく鳳舞竜飛の筆勢を目指すよう教えた。
分類
類義語
- 龍飛鳳舞
- 筆走竜蛇
- 鉄画銀鉤
対義語
- 春蚓秋蛇
- 力弱筆鈍