検索

鳥散獣聚

読み方:ちょうさん じゅうしゅう

意味

人々が鳥のように散り、獣のように寄り集まるように、統制や規律なしに離れたり集まったりすること。また、そのようにまとまりのない集団をいう。多くは、民衆や軍勢などの秩序の乱れを批判的に表す。

由来

中国の歴史書『史記』の「楽書」に見える語。前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した『史記』で、礼楽による教化や統制がなければ、人々は鳥獣のように無秩序に離散・集合するという趣旨から用いられた。「鳥が散り、獣が集まる」という比喩である。

備考

文章語的で、日常会話ではあまり用いない。無秩序な人の集団や離合集散を批判的にいう語であり、単に鳥や獣の行動を表す語ではない。「鳥散獣集」とも書く。

別表記

  • 鳥散獣集

補足

  • 「鳥獣散聚」と語順を入れ替えるのは一般的な表記ではない。
  • 自然界の鳥獣の行動だけを表す語と解するのは不適切で、主に統制のない人の集団をいう。

例文

  • 指導者を失った部隊は鳥散獣聚となり、命令系統がまったく機能しなかった。
  • 災害直後の避難所は情報が不足し、人々が鳥散獣聚するような混乱に陥った。
  • 組織としての方針を示さなければ、参加者は鳥散獣聚となって活動の目的を見失う。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字