烏合之衆
読み方:うごう の しゅう
意味
規律・統一・指揮系統がなく、ただ寄り集まっただけの大勢の人々や集団をいう。一人ひとりの能力とは別に、組織としてまとまりがなく、協力して十分な力を発揮できない集団を、否定的に評する言葉。
由来
中国の歴史書『後漢書』の「耿弇伝」に見える語。後漢初の1世紀、武将の耿弇が敵方の軍勢を「烏合之衆、勢無所帰(カラスが集まったような群衆で、頼るべき勢いもない)」と評したことに由来する。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀前半(432~445年頃)に編纂した。
備考
人や団体を見下すように響く否定的な表現なので、相手を直接指して使う際は注意が必要。現代語では「烏合の衆」と表記することが多い。
別表記
- 烏合の衆
補足
- 「烏合の集」や「烏合之集」は定型句としては不適切。一般には「烏合の衆」または「烏合之衆」という。
例文
- 方針も指揮系統も定まらないままでは、参加者が多くても烏合之衆にすぎない。
- 急ごしらえのチームだったため、当初は烏合之衆のようで連携が取れなかった。
- 各部署が勝手に動けば組織は烏合之衆となり、大きな計画を実行できない。
分類
類義語
- 寄せ集め
- 無秩序な集団
- 統制のない集団
対義語
- 一致団結
- 団結一致