魚游釜中
読み方:ぎょ ゆう ふちゅう
意味
釜の中で泳ぐ魚のように、逃げ場がなく、まもなく滅びる・死ぬことが避けられない危険な状況にあること。特に、滅亡や破滅が目前に迫っている人・組織などについていう。
由来
中国の歴史書『後漢書』張綱伝に見える語。「魚が釜の中を泳いでいても、生きていられるのはわずかな間にすぎない」というたとえに基づく。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀(およそ432~445年)に編纂した。
備考
主に文章語として用いられる硬い表現。「魚遊釜中」とも書く。「釜中の魚」は同じ比喩に基づく関連表現だが、四字熟語としては通常「魚游釜中」という。
別表記
- 魚遊釜中
例文
- 包囲網が完成すれば、反乱軍は魚游釜中の状態となる。
- 資金も支援者も失ったその会社は、魚游釜中といえるほど追い詰められていた。
- 証拠をすべて押さえられた以上、彼らは魚游釜中で、もはや逃れる術がない。