危機一髪
読み方:きき いっぱつ
意味
危険や重大な失敗が、髪の毛一本ほどのわずかな差で起こりそうな、きわめて切迫した状態をいう。危険を免れるか、最悪の結果になるかの瀬戸際にあること。
由来
唐代(8〜9世紀)の文人・韓愈が書いた「与孟尚書書」にある「一髪千鈞」が由来とされる。これは、髪の毛一本で非常に重い物をつるすほど危うい状態を表す語である。「危機一髪」はこの発想をもとに、日本で危機が目前に迫った状態を表す四字熟語として定着した。
備考
「一髪」は髪の毛一本ほどのごくわずかな隔たりを表す。通常は「危機一髪」と書き、「危機一発」は誤り。ただし映画題名『007 危機一発』は「一発」を意図的に用いたもじりである。
別表記
- 危機一髮
補足
- 「危機一発」は通常の慣用句としては誤りで、正しくは「危機一髪」。ただし映画題名『007 危機一発』では意図的に「一発」が用いられている。
例文
- 登山中に足を滑らせたが、仲間が手をつかんで危機一髪で助かった。
- システム障害は、担当者の迅速な対応によって危機一髪のところで回避された。
- 車が飛び出してきたが、運転手が急ブレーキをかけ、危機一髪で衝突を免れた。