飛蛾赴火
読み方:ひが ふか
意味
飛ぶ蛾が火に引き寄せられて焼け死ぬように、危険や破滅が待っていると分かっていながら、自ら進んでそこへ向かうこと。愚かな行為によって自滅を招くことを、戒めや批判の意味を込めていう。
由来
中国の正史『梁書』の「到溉伝」に見える「飛蛾の火に赴くが如し(如飛蛾之赴火)」という表現に由来する。火に吸い寄せられる蛾の姿を、身を滅ぼす危険へ自ら近づく人にたとえたもの。『梁書』は唐代の貞観10年(636年)ごろに成立した。
備考
危険を承知で向かう無謀さ・自滅性を非難または戒める語。「飛んで火に入る夏の虫」と近いが、日常会話では後者のほうが一般的である。
補足
- 「飛蛾投火」と書く例があるが、本項の定着した表記は「飛蛾赴火」。
- 単に勇敢に危険へ挑むことを褒める語ではなく、無謀さや自滅を含意する。
例文
- 十分な調査もせずに危険な投資話へ資金をつぎ込むのは、まさに飛蛾赴火の行為だ。
- 彼は周囲の忠告を聞かず、報復のために相手の組織へ乗り込んだが、飛蛾赴火に等しかった。
- 違法だと承知で不正に加担すれば、飛蛾赴火となり、結局は自分の人生を損なう。
分類
類義語
対義語
- 明哲保身
- 危機回避
この四字熟語に使われている漢字
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