風馳電掣
読み方:ふうち でんせい
意味
風が走り、稲妻が走るように、非常に速く進むこと、または勢いがきわめて激しいこと。人や乗り物の移動、物事の進展、攻撃などの素早さをたとえる。
由来
中国の兵法書「六韜」の「龍韜・王翼」篇にある「風馳電掣、不知所由」に基づく。「風馳」は風のように走ること、「電掣」は稲妻がひらめき走ることをいう。「六韜」は太公望(呂尚)の書と伝えられるが、実際の成立は戦国時代後期から前漢期(紀元前3~2世紀ごろ)とする見方が有力である。
備考
文章語・故事成語的な表現であり、日常会話ではやや大げさに響く。単に速度が速いだけでなく、激しい勢いや目を見張るような迅速さを強調する際に用いる。
例文
- 救急車は風馳電掣の勢いで、事故現場へ向かった。
- 新技術の普及は風馳電掣のごとく進み、業界の勢力図を変えた。
- 選手は号砲と同時に風馳電掣、先頭集団へ駆け上がった。