面面相覷
読み方:めんめん そうきょ
意味
多くの人が、驚きや困惑のために互いの顔を見合わせ、どうしてよいかわからない様子をいう。「面面」は人々がそれぞれ顔を向け合うこと、「相覷」は互いに見つめ合うこと。
由来
中国・南宋時代の禅僧、釈普済が編んだ禅宗史書『五灯会元』に見える語とされる。『五灯会元』は淳祐12年(1252年)ごろに成立した。禅問答などで人々が返答に窮し、互いに顔を見合わせる場面を表した表現が、日本でも四字熟語として定着した。
備考
主に文章語として用い、驚き・困惑・当惑のため複数の人が互いに顔を見合わせる場面に使う。一人だけの驚きには通常用いない。
別表記
- 面々相覷
補足
- 「面面相觑」は中国の簡体字を用いた表記であり、日本語では通常「面面相覷」と書く。
- 一人が困惑しているだけの場面に用いるのは不適切で、複数人が顔を見合わせる状況を表す。
例文
- 会議で突然の計画中止が告げられると、参加者たちは面面相覷し、しばらく誰も発言できなかった。
- 監督のあまりに不可解な指示を聞いた選手たちは、面面相覷するばかりだった。
- 停電で列車が止まり、事情を知らない乗客は面面相覷していた。
分類
類義語
- 顔を見合わせる
- 相顧失色